【5分で読める】人生どん底まで落ちた大学生の実話#2
これは、大学生になってすぐに人生のどん底に落ちた私の実話をそのまんま書いたものです。
5分くらいで読める量でちょこちょあげていくので、電車や寝る前、休み時間など時間がある時に、暇つぶし程度にお読みください。
あなたの貴重な5分をお借りします。
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※これは#1の続きになります
入学して1週間後…
私は大学にいけなくなった…
それは突然のできごとだった、
大学に行く日の朝、いつものようにトイレに行って、その後に歯を磨き、顔を洗い、寝癖を直すために髪を濡らしてドライヤーで髪を乾かしていた時だった
僕は左利きで、ドライヤーは左手に持つのだが、髪を乾かしている途中でドライヤーが膝に落ちた…
普通の人なら、膝に落ちるまでの1秒くらいの間に手からドライヤーが離れていることに気づくだろう。
しかし、私は膝に落ちてぶつかり音がなるまで気づかなかった。
そう、左手の感覚が無くなっていた。
感覚のない左手を見ると、震えていた。震えるという表現が正しいかどうかはわからない。痙攣しているといったほうが正しいかもしれない。
右手で感覚がないまま痙攣している左手を触ると、まるで雪の中に1時間くらい手を突っ込んでいたかのように冷たくなっていた。
僕は恐くなって、仕事に行く準備をしていた母親に見せようと部屋を出ようとしたが、立ち上がることができない…
さっきドライヤーを落とした左足まで感覚が無くなり、痙攣をしているようだった。
考えれば考えるほど追い詰められ、理解ができない…
そのうちに胸が苦しくなり、息を吸うのが難しくなっていった…
トイレから戻って部屋に入ってきた父親が言うには、私は横を向いたまま倒れていて、左手足が痙攣し、過呼吸のようになっていたという。
いつもの冷静な父親ならすぐに救急車を呼ぶだろうが、父親もパニックになっていたらしく、すぐに私の硬直し痙攣している手足を擦り、その場にあった毛布で温めていた。
ひたすら「ゆっくり呼吸をしろ」と言っていた気がする。
そして父親は隣の部屋にいる母親に「手足が痙攣してる!過呼吸もだ!」と叫んだ。
しかし、
母親は「何やってんの?そんなことしてないで早く準備しなよ!」と冷たく言った。
これだけ見ると私の母親は酷い人であると思う人もいるかもしれないが、こう言われるのも仕方がないのだ。
私は小さい頃から嫌なことがあると学校を休むことが多かった。そのたびに仮病を使って何度も何度も騙していたからだ。
この時、母親は私が仮病を使って休むために、演技をしていると思ったらしい。だから仕事に行く準備をしていて忙しいのもあり、非常に冷たく言われたのだ。
その後、過呼吸と手足の痙攣が収まり、私もなんとか落ち着きを取り戻した。しかし、手足はまだ冷たいままで硬直していた。
父親は仕事場に休むと電話をし、私を病院に連れて行った。
私が医者に言われたのは、
「過度のストレスが原因で、脳がこれ以上は危険と判断し、筋肉を硬直させて、体を無理やり止めようとしていた」
というようなことだった。
その後、別の部屋で長い間点滴をされていた気がする。
その間に父親は医者に、
「自律神経失調症とうつ病が考えられて、さっきのような発作が続くようだと危険」
ということを言われたらしい。
その日は、点滴が終わってたくさん薬をもらい帰ることができた。
私は、しばらく大学を休むことになった。
父親に、私が「うつ病」になっていることを知らされるのはもう少し時間がたってからで、
天気が良いからと、二人で気分転換にとドライブに行ったときである。
ここまで上手く行っていて、これからも上手く行くはずだったのに、
私は、「うつ病」になった…
つづく
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長くなってしまったので続きは次回!
次回は、『うつ病』と知らされた私の気持ちなどに触れながら、この絶望の中これからどうやって生きていくのか…』
について書いていきます!
ぜひ読んでください!!